ちゅリメ

あにめ

うたわれるもの

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放映:2006年

話数:26話

評価:★★★☆☆

奈良・飛鳥時代辺りの文明を持ち、ケモミミや尻尾、羽をつけた亜人的な種族が存在する世界が舞台のファンタジー作品。記憶を失い、外れない仮面を付けた主人公が村に拾われ、文明外れの知識や強い胆力で一国の皇に台頭していく。ストーリーが進み、伏線が回収されることで物語が一変する。

古代物や戦記物が好きな人は序盤から中盤かけてすごくハマれる作品となっている。ちなみに原作は18禁ゲー。

Fate/stay night(DEEN版)

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放映:2006年

話数:24話

評価:★★★★☆

サーヴァントを召喚して戦う魔術師の儀式「聖杯戦争」に巻き込まれた半人前の魔術師・士郎と彼と出会うヒロイン達の物語。DEEN版ではstay nightで最も基本的なFate(セイバー)ルートを描いている。

後にufotableから圧倒的な作画を誇るUnlimited Blade Works(凛)ルート(以下UBW)が放映され、DEEN版は比較的低い評価を受けることがあるが、それは間違いである。

Fateルートを描いた本作はFateの世界観を知るには最適であり、そもそもDEEN版の作画自体は悪くない(ufoがおかしいだけ)。

また、劇伴や主題歌について、UBWは全体的にカッコよさやに重きを置いた仕上がりとなっているが、Fateルートは悲壮感や伝奇的なシリーズらしさを感じるものとなっている。

故に、どちらもstay nightの1ルートの表現として素晴らしく、一方が劣るものではないということをここに記しておきたい。実際僕がハルヒと同じくアニメ見始めた理由となる作品でもある。

ゼロの使い魔

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放映:2006年

話数:49話(13+12+12+12)

評価:★★★☆☆

くぎゅ魔法使い・ルイズによって異世界に召喚された高校生・才人が頑張って強くなっていくお話。剣と魔法の世界・魔法学校・ハーレムなど、数々の異世界要素が詰まった原典的作品。

最近の異世界主人公はすぐに俺TUEEEになってしまうが、才人は弱いけどちょっと特別くらいを長くキープしているし、ルイズを始めヒロインも1・2期ぐらいではデレきらないのでハラハラした冒険をずっと楽しめる。

僕はアンリエッタお姫様が好き。別荘地下の密会シーンが特にエッッッって感じ

ひぐらしのなく頃に

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放映:2006年

話数:50話(無印26+解24)

評価:★★★★☆

過疎村落である雛見沢村の古い因習「綿流し」にまつわる怪死・失踪事件を描いた。同じ時間軸上での主人公たちの動き(選択)と物語の展開を4〜5話に区切って表現している。

最初の4話でかなり衝撃を受け、その後もいわゆるデットエンドが続くが、「解」でその伏線をしっかりと回収していくのが見事。50話見終わったときの達成感はひとしおである。

主題歌はどれも怖さや哀しさを感じる名作ばかり。

涼宮ハルヒの憂鬱

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放映:2006年

話数:28話

評価:★★★★☆

このアニメが "原点" である人は少なくないであろう、アニオタブーム火付け役となった金字塔的な作品。かくいう僕もここから始まった。

日常を象徴する高校生活をベースに登場人物が非日常性を放つ作品は今では珍しくないが、ここまでの良質さと絶妙なバランスを備えた作品はほとんど存在しないだろう。

エンドレスエイト」の放送形態については賛否両論あるが、今ハルヒを観るならスキップできる以上あまり関係ないと思うし、こうした前衛的な放映が後々語られることもこの作品のオリジナリティを担っていると考えると、英断だったと思う。

僕はハルヒ派です。

BLACK LAGOON

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放映:2006年

話数:29話(Roberta's Blood Trail 5話を含む)

評価:★★★★☆

商社マンだった主人公が、会社に裏切られたことによって、東南アジアにて海賊・ラグーン商会の一員・ロック(ここ重要)として個性的な仲間と生きていく様を描いたギャングアクション。

舞台設定が凝っており、マフィア独特の言い回しや喧嘩の演出が光る名作。商会の仲間も敵キャラも曲者揃いで、アクションと掛け合いのどちらも楽しく観れるし、命のやり取りが絡んだ緊張感のあるシーンも見所。

Roberta's Blood Trailでは、それまで出番の少なめだったロベルタが暴れ回る姿が見られる。個人的にはこのストーリーが一番好き。

コードギアス反逆のルルーシュ

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放映:2006年

話数:50話

評価:★★★★★

架空の大帝国ブリタニアの植民地となった日本で人質として暮らすブリタニアの皇太子・ルルーシュが、ギアスと呼ばれる特別な力の発現を契機に祖国への"反逆"を開始する。名作を語る上で絶対に外すことができない一作。

この作品はとにかく熱量が凄い。

一つはヒューマンドラマとして。ルルーシュは頭脳明晰な反逆組織のリーダーとして相手を追い詰めたり、逆にアクシデントに遭遇して狼狽する姿もあれば、たった一人の妹(家族)を愛する青年としての姿もあり、表情豊かで"人間臭さ"が溢れた魅力的なキャラクターとなっている。そんな彼の生き様を描いたこの作品は一つ一つのシーンが熱く、数多の名シーン、名セリフが存在する。

もう一つはロボアニメとして。劇中では、ルルーシュ達がナイトメアと呼ばれる小型のメカに搭乗して戦闘を行うシーンが多々あるが、この作画の気合の入りようがまた凄い。ナイトメアがヌルヌル動いて剣や銃器といった武装で繰り広げる戦いは、見る者を釘付けにし、物語に引き込んでいく。

昨年から今年にかけて、総集編として劇場版三部作、その続き及び幕引きとして「復活のルルーシュ」が上映された。そのため、映画4本でも反逆ルルーシュの世界を堪能できるが、やはりカットされた場面が少なくない。これを読んでくれている人には是非アニメシリーズ52話を観て、視覚と聴覚で余すことなくその熱量を感じ取ってほしい。